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舞台『私のホストちゃん THE FINAL ~激突!名古屋栄編~』感想

2016年1月30日
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ホストちゃん第三作目、舞台『私のホストちゃん THE FINAL ~激突!名古屋栄編~』を銀河劇場で観劇して参りました。
観劇したのが1月30日マチネ、2公演目とあってまだ日替わりがえぐくない!これからエンジンかかってくるんでしょうね!

この作品、何も考えずに笑って観れるから好きです。
「あー!面白かった!」と終われるんですけど、頭を使わないので全体の構成をほとんど覚えられないんですよねw
なので以下ぼんやりした感想とレポートです。ぼんやりながらもネタバレ含みますのでご注意ください!
2014年舞台「私のホストちゃん~血闘!福岡中洲編~」感想はこちら

感想

前作中州編、前々作新宿歌舞伎町編の続きものですが、所々で親切すぎる説明を入れてくれるので、今作初ホストちゃんでもそこまで問題ないかなとは思います。
ホストちゃんが口説いた後の「どやどやどやどや!」の音楽をはじめ、ホストちゃんの音楽が好きなので、聞いたことがある曲が今作でも使われていたのはとてもテンション上がりました。

また、今作栄編もホストちゃんらしさ全開だったんですけど、ホストちゃんたちが狂っていく様子に前作以上のママ僕みを感じました。
咲夜役の平田さん、ママ僕出演されていたじゃないですか……。平田さんが「ママぁ……」って言うとママ僕を思い出してしまいます。

ここで簡単なあらすじ

錦マミは元ラガーマンであり歌舞伎町伝説のホストアキラの妻にして、名古屋一の女社長である。
生き別れた息子、タクミとシュンもまた、亡き父アキラのように中州と歌舞伎町でそれぞれ伝説のホストとなっていた。
実は錦マミには生き別れた息子がもう一人いて……!?

決勝戦で負けたためにホストとなった元ラガーマンたちの集うclub金鯱(きんしゃち)メンバー、ダンスでプロを目指していたものの何故か2.5次元アイドル鉄砲隊BANG×2としてデビュー後、紆余曲折ありパトロン錦マミを救うためにホストになるclub Gorgeous(ゴージャス)メンバー、東京から佐々田奈央のメンタルトレーナーとして栄を訪れるclub vanilla(バニラ)メンバー。
このホスト20人の中に錦マミの実の息子がいるという。

伝説のホストの兄弟?息子?そんなの人気No.1ホストに決まっているやないか!(甘王理論)

恒例の口説きタイム

口説きタイムのお題にまともなものが多くてびっくりしてしまいました。
「誕生日の彼女を口説く」や、「一目ぼれした女の子を口説く」「ほっぺたにご飯粒をつけた子に一言」など。
前回が酷かった記憶しかないので、少し拍子抜けしてしまいました。
それでもカッコよく口説けるホストちゃん、打ち切りされるホストちゃん等多様でニヤニヤしてしまいます。
甘王曰く「真純(青柳塁斗さん)はいつもカッコよく口説いてくれる」そうです。
寿司郎はシャリって単語で某寿司チェーンを彷彿とするからやめてくださいwww名前で既に出落ちなのにネタに使ってくるのはズルいwww

前作まではVIPシートでも通路側大勝利の印象しかありませんでしたが、今回の口説きタイム客席中までとてもぐいぐいきますね!
中州編までのVIP待遇に対する私の個人的な不公平感はかなり改善されていました。良かった!
女の子の間をかき分けてかき分けて客席奥まで行くホストちゃんたち、サービス精神旺盛でVIPシートへの期待を裏切りませんでした。
今回はVIPの皆さま、期待してよさそうですよ!!

今回もパロディ盛り沢山

前作中州編は不祥事系時事ネタパロディをふんだんに盛り込み各方面から怒られそうでハラハラしたものの、今作は怒られるような時事ネタはぱっと思いつく限りではありませんでした。

  • 世間を賑わせたラグビー選手
  • フィギュアスケートの佐々田奈央
  • 2.5次元アイドル
  • 「本を売るなら?」でお馴染みの大手古本屋
  • 寿司郎
  • 人気漫画家トリヤマさん

ラグビー選手二郎丸。これは言わずもがなあの五郎○選手ですよね……。
世間の認知度が高い人物や企業のパロディだったので、世の流行から取り残されている私でもわかりました。
2.5次元アイドルのフレーズが2.5次元舞台を思い出してしまって勝手に心を痛めたのはここだけの話です。

気になりキャスト

松坂(眼鏡・イケメン)がとても気になりました。
鉄砲隊BANG×2メンバーがママ(錦マミ)から名前で呼びかけられるのに松坂だけ苗字っていうのがすごくツボ。

夕妃役廣瀬智紀さん

歌舞伎町編、中州編、そして栄編と3作品に渡って出演されている廣瀬さん。
貫禄というか、余裕を感じました。
口説きタイム、club金鯱チームで一番最後に口説くのですが、他のホストちゃんたちが口説いている間、ちょうど空いていた通路席に座りつつ周りのお嬢様たちを口説いてらっしゃる……!
カメラ外の振る舞いもホストそのもので思わず夕妃ばかり見てしまいました。
口説きタイムから舞台上に戻るときに足取り軽やかでまるでスキップのようでした。可愛い。

そして私が観劇した30日マチネ公演、ホスモバランキング1位は夕妃でした!おめでとうございます!
1位になった夕妃は後半ライブパートでセンターを飾っていましたが、その際社会の窓が開いていたハプニングをカーテンコールで告白www
折角センターになったのに何してるんですかwww
背中のひらっひらの羽根が気になって股間まで見ていませんでした。言わなきゃバレないのに!w

後述しますが、今作明確な主人公がいない中で最も主人公ポジションを張るのは夕妃だと思います。
そのポジションらしく堂々としたホストちゃんでした。改めて、1位おめでとうございます!

深雪役染谷俊之さん

一番「どうした!?」感がありました。

血は繋がっていないけれど夕妃の義兄弟である深雪。
新人ホスト教育のために栄にいる夕妃が深雪に会いたくて通信するのですが(何を言っているかわからないと思いますが通信です宇宙と交信みたいなニュアンスです)、その深雪がとても可愛くてですね。
突如猫の真似をしだす深雪。こう、媚びてかわいらしさを追及した猫じゃなくてリアリティ溢れる鳴き声の猫です。
そうかと思ったら2.5次元アイドル鉄砲隊BANG×2のセンターとして独特なキャラ作りで登場する深雪。
前作の記憶喪失(のふりをしていた)あどけない深雪にまんまと指名変更をせざるを得ない状況に落とされましたが、あざとい通り越してウザい深雪に困惑しっぱなしでした。
鉄砲隊BANG×2のメンバーでもある流星に全力で喧嘩を売りにいっています。流星が何を言っているかわからないと言いたげに「え?」を繰り返すんですよねwあれはイライラするw

今回、私がラブを一番貢いだのは深雪です。
ピンク髪で登場し、メンバーを小馬鹿にしたキャラで終始押し通すのかと思いましたが、ホストに戻ってからは私の夢見た深雪でした。
良かった……深雪がホストに戻ってくれてよかった……。
(ちなみに二番目にラブ貢いだのは沖縄ボーイのヒロです)

甘王役オキャディーさん

推しです!!!
メタ部分の司会進行を務める甘王。ほんっとうにテンポがよくて、笑いっぱなしでした。

特に甘王が輝くのは口説きタイムのホストちゃんにダメ出しをするところですね。流石としか言いようがないですし甘王のコメントに爆笑しました。
また、バニラメンたちと名古屋に降り立った際の衣装、甘王一人だけ八分丈程のパンツなのが可愛かったです。
五輪の旗を持ってそうなきっちりとした衣装なのにそこだけ足りてないの違和感www

甘王、ホスモバランキング発表後の楽曲で合いの手を務めます。
大勢のホストちゃんよりも甘王が目立ちすぎて若干おなか一杯でしたw好きですw

主人公がいない栄編ホストちゃん

前作までと違うのは、明確な主人公がいないことかな、と。
歌舞伎町編では霧都役山本裕典さん、福岡中州編では華音役松岡充さんがはっきりと主人公だったんですよね。
しかし今作、ストーリーの主軸となるのは霧都、華音の母親である小川菜摘さん演じる錦マミ。
そしてホスモバでの投票によるランキング1位は錦マミの三人目の息子として、物語が展開します。

全ての始まりである試合で痛恨のミスを犯した璃来哉を筆頭に、歌舞伎町伝説のホストアキラと瓜二つの直、金鯱からGorgeousに寝返る大湖等、ニューフェイスたちも中々の個性派揃い。
しかし相関図を考えると、夕妃が最も主人公に近いです。
ラグビー部監督兼club金鯱の影のオーナーでもある大曽根の元教え子ポジション、伝説のホストと同じ新宿歌舞伎町で現No.1ホストの肩書き、中州のホスト騒動にも関わった、他のホスト(深雪)と自称兄弟関係等。
設定盛り込みすぎて脇役にしておくには惜しいキャラクターです。

30日マチネは夕妃がランキング1位を飾り、恐らく舞台『私のホストちゃん THE FINAL ~激突!名古屋栄編~』で王道パターンのエンディングを迎えました。
夕妃推しではない私が、主人公は夕妃だと感じる栄編ホストちゃん。
夕妃以外のホストちゃんが1位になったとき、果たして観客、キャストはどんな心情を抱えてエンディングを迎えるのでしょうか。
きっとその瞬間を迎えても「1位のホストちゃんおめでとう!」とは思うものの、ほんの少し違和感を抱いてしまいそうだな、というのが正直な感想です。

絶対的な主人公がいない中で順位をはっきり決めてしまうのは残酷です。
一緒に舞台に立つキャストは仲間でありライバル。よく聞きそうなフレーズではあるものの、観客投票によって順位が決まるホストちゃん、プレッシャーも段違いでしょう。
この栄編は1位であることで“主役”が決まるもの。
作品名と同じく、栄えある1位、ランキングだけでない「まさに主人公としか思えない!」と観客が絶賛するナンバーワンをホストちゃんたちに勝ち取ってほしいです。

さて、FINALと謳われていますが、1位になったホストちゃんの実父大甘王は札幌すすきのにいるらしく……!?と次回作品に繋がるような終わり方。
すすきの編も期待してます!!

公演概要

舞台『私のホストちゃん THE FINAL ~激突!名古屋栄編~』

2016年1月29日(金)~2月14日(日)@東京:天王洲 銀河劇場
2016年2月20日(土)@福岡:ももちパレス 大ホール
2016年2月26日(金)~28日(日)@大阪:森ノ宮ピロティホール
2016年3月1日(火)~2日(水)@愛知:名古屋市芸術創造センター

スタッフ

総合プロデュース:鈴木おさむ
脚本・演出:村上大樹

キャスト

夕妃役:廣瀬智紀
咲夜役:平田裕一郎
流星役:久保田秀敏
隼人役:五十嵐麻朝
深雪役:染谷俊之
深雪役:輝山立
璃来哉役:黒羽麻璃央
直役:小澤廉
大湖役:杉江大志
光星役:井澤勇貴
何時果役:瀬戸利樹
哀役:KODAI(X4)
憂役:T-MAX(X4)
葵役:向山毅
蓮役:塩川渉鶏
翔役:鶏冠井孝介
ヒロ役:町田宏器
真純役:青柳塁斗
寿司郎役:中村龍介
温人役:山口大地
松坂役:渡辺和貴

大曽根役:福井晶一
佐々田奈央役:仁藤萌乃
紫乃役:和田瑠子
みどり役:阿久澤菜々
美紅役:藤澤希未
蜂谷洋子役:新谷真弓
蟻塚琴乃役:西丸優子
甘王役:オキャディー
シナガワ役:加藤啓

錦マミ役:小川菜摘

ストーリー

いよいよ最終決戦!20人のホストによるランキング争い!
2013年10月に第1弾、2014年12月に第2弾と、お客様によるリアル指名ランキングシステムを導入した前代未聞のライブ・エンタテイメントとして話題沸騰の人気舞台、『私のホストちゃん』。
ついに完結編となる第3弾、舞台『私のホストちゃん THE FINAL ~激突!名古屋栄編~』が2016年1月~3月、全国4都市にて上演決定!
(公式サイトより引用)

公演公式サイトはこちら

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カテゴリー: 舞台 タグ: ミュキャス, 舞台

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