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舞台「私のホストちゃん~血闘!福岡中洲編~」感想

2014年12月7日
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舞台「私のホストちゃん~血闘!福岡中洲編~」観劇して参りました。
3公演目の12月7日土曜日ソワレ公演の観劇でしたが、もしかしたら推しが1位を飾るよりも楽しめたかもしれません。
以下、感想とレポートです。ネタバレしてます!
2016年舞台『私のホストちゃん THE FINAL ~激突!名古屋栄編~』感想はこちら

感想

2014年の締めくくりにふさわしい舞台でした。

ホストということでイケメンが勢ぞろいしておりますが、「イケメンカッコいい!///」というよりかは「これはwww酷いwwwww」と爆笑しに行く舞台だと思いました(褒めてます)。
日替わりも豊富で、VIPシート客席のお客さんを口説きタイムが特に笑いました。
「痴漢に遭った女性を助けた後での一言」「胸を当てて誘ってる子に一言」等、シチュエーションだけでも正統派舞台ならばNG入ってしまうようなテーマばかりなのですが、そのテーマに合わせて口説くホストちゃんたちも大概酷いです。
「俺がこれから君だけの痴漢になってやる……♥」
何!?君だけの痴漢って何!?トキめくところなんですか!?
流星含むホストちゃんたちの口説きレベルの低さに大分度肝抜かれていたら、深雪だけがカッコよく決めてくれたので相対的に3割マシでカッコよく見えました。

推しのホストちゃんにラブを突っ込みたいのは山々なんですけれども、果たして推しは男性とキスを望んでいるかと考えると中々貢げないですよね!笑
オタク女子が男性同士のキス見せておけば喜ぶと思ったら大間ちg……いなんですからね!

前作ホストちゃんあらすじ

今回、前作を観ていない友人と観たのですが、前作からの繋がりが公式サイトでの説明不足気味だったためかいまいち作品世界にぴんときていなかったようなので、福岡編から舞台版ホストちゃんを観劇される方に補足説明。
—

ドラマ版「私のホストちゃん」の舞台、クラブバニラに、新人ホスト・霧都(山本裕典)がやってくるところから物語は始まる。

霧都がホストのイロハを学んでいく中、歌舞伎町を揺るがす大事件が巻き起こる。
大阪・ミナミの人気クラブ「ビビッド」が、歌舞伎町に移転してくるという!
そしてビビッドのナンバー1に君臨していたのは、以前バニラを追い出されたホスト・影規(松下優也)であった・・・。
より女心を掴む店はどっちだ!?
こうして東京VS大阪の、バトルが幕を開く!
(舞台「私のホストちゃん」公式ホームページより引用)

—
という感じだったんですけど、そもそもどうして霧都がホストになったのか。
それは難病で入院している兄の手術費用を稼ぐためでした。
お金を稼いだところで兄のもとへ向かう霧都、しかし兄は失踪。噂によると兄は福岡でホストをしているらしい……!
大まかですがこういった流れで前作は幕を閉じました。

そして今回の主人公、華音は霧都のお兄さんなんですね。
失踪した兄の、失踪する経緯から今作品の「私のホストちゃん~血闘!福岡中洲編~」が展開していきます。

2014年の話題をパロディに

今年の話題を詰め込んでます。
というかこれ大丈夫なんですか。各方面から怒られないんですかwww

  • アイドルグループHJP
  • 議員の号泣記者会見
  • 蚊から感染する、治療方法が見つかっていないグデングデング熱
  • 難病を治すHOSTAP細胞の開発
  • 聴力を失った作曲家
  • 某雪の女王の替え歌「ホストいっとこ」

上記以外にも壁ドンなんかもありましたし、記憶喪失も2014年の事件としては実際にあったもののようですね。
あとは妖怪時計入ってれば完璧でした……!笑

二軍ホストの下克上

前作のホストちゃんでは一軍、二軍がおらず、その回の投票の下位7名が「死神セブン」として本編に入る前にラブを求める歌を披露しておりました。
今回は上位に常時食い込むであろうホストは一軍、それ以外の10名は二軍扱い。

私は前作と同様、流星に全ラブをつっこんだわけですが、私が観劇した回でのホスモバランキングは畠山遼さん演じるRUIが1位でした。
開幕して夕妃、咲夜と1位を飾る中、3公演目と想像よりも早い二軍ホストの1位獲得。
ランキング発表のときに祈るように手を合わせていたRUI、2位の夕妃が発表されたときに噛み締めるような表情をしていました。

一軍メンバーは何度か1位になるだろうとは思うんですよね。
でも、正直な話、二軍メンバーは1回でも1位になれること自体、奇跡だと思います。
ソロパートでの歌も飛ばしてしまって、カーテンコール時に泣いてしまっていたRUIですが、一軍メンバーがフォローに入ったり、二軍メンバーが応援している様子を見て、もらい泣きしてしまいそうでした。
流星が1位になる姿も見たかったですが、それ以上に感動できる回に立ち会えました。
これだからホストちゃんは止められないんですよね……!

RUI役畠山さんがブログを上げてらっしゃったので併せてご紹介。
自分の一番の推しメンでなくても、それ以上に1位を喜べました。

ブログを更新しました。
「一生忘れない☆」→http://t.co/7uWIOClSsa

— 畠山 遼 (@hatakeyama_ryo) 2014, 12月 6


本当におめでとうRUI……!!

気になりキャスト

やっぱりホストちゃんというだけあってイケメン主体になってしまう舞台ですが、ホスト以外の色の濃さといいますか、なんというか、役者レベルが高くて感動しながら見てました。
所々で挟んでくる、女優人の歌唱力の高さが圧巻です。

華音役松岡充さん

今作品の主人公ホストです!
誇張表現一切なしで「time limit(仮)」を歌い上げる様に鳥肌が立ちました。

最初何も分からずホストになった気弱な性格から、伝説のホストの血が流れる強気な演技、華音の人間的な変化をひしひしと感じました。
歌、ダンス、演技とそれだけでも大変なのに、今作品で一番身体を張っているのも華音だと思います。
ホスモバ1位のホストちゃんとのキスシーン、10回以上ありますが全員とキスできるのが理想ですよね!!

甘王役オキャディーさん

前作のホストちゃんから変わらず続投してくれて嬉しいです……!
もし流星と深雪がいなかったら私オキャディーさんにラブ貢いでます。

今回オキャディーさんは福岡中洲のclub Galaxy(ギャラクシー)のオーナー甘次郎と東京歌舞伎町のclub vanilla(バニラ)オーナー甘王の二役。
博多弁の甘次郎さんとても良い!いつもの大阪弁の甘王さんも捨てがたい!
2幕最初、ゲストのSOLIDEMOがはけた後の空気の作り方なんかが凄く好きです。
「泣け!」と言った数十秒後に「泣くなぁ!」って矛盾してるwww
オキャディーさんの役柄に関して、ぐいぐいと前に出てくるキャラクターではありますが、この作品での進行であったり補足説明的な土台としての役割が大きいのかな、と。
ホストに行ったことがなくともその世界観を理解できるのは甘王さんのおかげです。いつもありがとうございます。
次の名古屋栄編も楽しみにしてます!

深雪役染谷俊之さん

今回推しホストは久保田さんの流星だったのですが、途中から染谷さん演じる深雪ばっかりバードウォッチングしてました。
単純に染様の顔が凄く好み……くぼひでさんはもう少しふくよかになってもいいと思ってます!ちゃんとご飯食べてるか不安になってしまう!笑

顔の涙袋が好みなのもありますが、1幕の深雪のダンスがとても妖艶。妖艶なんて単語初めて使いました。
そう思っていたら2幕目からの記憶喪失深雪の可愛らしさ!!
「シャンパン?のんでみたい!」からのシャンパンを飲んで不味そうな顔をするところ、自分の客に向ける大人の色気が一切ない笑顔。
この辺り深雪は下手位置でスポットライトが当たっていなかったものの、うっかりバードウォッチングしてしまいました……。
club Galaxyってホストの乗り換えOKなんですよね……?
深雪に指名変更してもいいですか………?

本編とは関係ない箇所での気になった点

一作品目から思ってましたが本当に上手い運営だなと!
物販にクレジットカードが使えるなんて恐怖しかありません。手持ちがなくても大丈夫なんてそんな……。

ただ、VIPシートが取れなかったのでゴージャスシートでの観劇なりでの気になった点として、

  • 物販の売り切れが早すぎる
  • VIPシートであっても平等でない

かなと。

物販の売り切れが早すぎる

サイン入りオリジナルベアブリックが欲しかったのですが、開場して10分後に会場入りしても既に完売。
VIPシートの方がスムーズに入場できるだとか、物販で特別列があるとか、そういうことに対しては「VIPすごいな」で済むんです……!
VIPでないと欲しいグッズ買えないっていうのはどうなのかなと!ベアブリック欲しかった!
前回のホストちゃん時にもバッグチャームが完売しておりまして、その際は開演ギリギリに会場に着いたので仕方ないかなと思っていたのですが、今回もこの仕打ち。
運営さん、もう少しグッズの用意数増やしてもいいと思います!是非増やしてください!!

VIPシートであっても平等でない

前方席は確約されておりますが、それだけだなと。
VIPシート一番の旨みはホストたちが日替わりの口説きで自分を口説いてくれるかもしれないこと。
通路側の方が一番楽しめますが、通路から4席以上離れてしまうと隣が口説かれる様を見せ付けられる残念な観劇になりえると個人的には感じました。

“それだけ”と申しましたが、VIP特典では限定グッズもありますので補足までに。

★V.I.P.シート特典:
客席前方ブロック/プレミアムグッズ(非売品)付/記念ラミネートパス付/
V.I.P.優先入場/優先グッズ購入列/劇中、ホスト達がご挨拶に伺うなど、
臨場感溢れる演出をご堪能いただけます!!
(公式サイトより抜粋)

ホスモバでのランキング制度や、VIPシートなどに関してのやり方に関しては商売上手だなぁと感心しっぱなしですが、もう少し上手な運営方法があるかなと!
他の方のVIPで観劇されたブログを拝見しましたら、VIPシート特典グッズの案内がわかりにくかったらしいので、そういったところを改善していただけるとより気持ちよく観劇できます。
是非とも残りの公演や次の栄編が決まりましたら何卒……!

まとめ

うっかりお目当てのホストちゃん以外のホストにほいほいされましたが悔いはありません。
日替わりもたくさんありますし、笑いに行きたいならぴったりの舞台ですね!
ついでに2014年の時事ネタも振り返れてお得な気持ちです。

ホストちゃんは全員、松岡さんと三上さんの2名とキスできるように祈ってます!笑

公演概要

舞台「私のホストちゃん~血闘!福岡中洲編~」

2014年12月5日(金)~14日(日)@東京:日本青年館大ホール
2014年12月26日(金)~27日(土)@大阪:森ノ宮ピロティホール

スタッフ

総合プロデュース:鈴木おさむ
脚本・演出:村上大樹

キャスト

華音役:松岡充
時桜役:荒木宏文
隼人役:五十嵐麻朝
咲夜役:平田裕一郎
夕妃役:廣瀬智紀
流星役:久保田秀敏
深雪役:染谷俊之
めろう☆役:めろちん
士郎役:富田翔

蓮役:塩川渉
翔役:鶏冠井孝介
アンド竜役:安藤龍
剣夜役:秋元龍太朗
彗星役:株元英彰
勇斗役:長崎勇輝
RUI役:畠山遼
ヒロ役:町田宏器  
罰天役:永松文太
ヤマト役:岡﨑大和
浮動豹役:なだぎ武
遠藤留奈 / 小野川晶 / 神戸アキコ / 高橋明日香
甘王役:オキャディー
犬堂響子役:村岡希美
神楽木ユミ役:佐藤真弓
草壁役:三上市朗

ストーリー

舞台私のホストちゃん、2014年12月再び!!
2013年秋、東京 青山劇場で初の舞台化が実現し、クラブバニラ(東京)とクラブビビッド(大阪)のホストたちによる熱い戦いが繰り広げられました。
舞台版は、ホストのきらびやかで厳しい世界をコメディー・タッチで描き、歌やダンス、実際にお客様を口説くシーンなど、臨場感あふれる演出を織り交ぜた、盛りだくさんのライブ・エンターテイメントとなっています。
現実のホストクラブ同様、”指名制”や”ランキングシステム”を導入し、お客様から貢がれたラブ(ポイント)によって日々変動するホストちゃんランキングの結果により、公演のフィナーレの内容が変わる、お客様参加型の舞台として話題になりました。

第2弾となる今回は、松岡充を主演に迎え、前回同様総合プロデュースに鈴木おさむ、脚本・演出は村上大樹が担当します。
福岡の歓楽街”中洲”を舞台に、ホスト19名によってさらに白熱したランキング争いが繰り広げられます。
(公式サイトより引用)

公演公式サイトはこちら

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カテゴリー: 舞台 タグ: ミュキャス, 舞台

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