最近あんみつがマイブームです。
というのも大人気ブラウザゲームの刀剣乱舞にハマりまして。
そのゲームに登場する新撰組沖田総司の愛刀、「加州清光(かしゅうきよみつ)」「大和守安定(やまとのかみやすさだ)」の通称沖田組がどストライクで……!
この二人、安定の「安(あん)」と清光の「光(みつ)」、沖田組改め一部では「あんみつ」と呼ばれております。
そんなわけで最近の好きな食べ物に「あんみつです♡(意味深)」と答えてしまうほどどっぷりとうらぶハマリしております。
前置きが長くなりましたが、京都にあんみつを食べに行きましたので是非ともご紹介したく!
沢山あんみつのお店がある中でも気になる三店であんみつを食してきました!
祇園小石さんのあめ屋さんのキャラメルあんみつ
kashiyaさんの桃のあんみつ
伊藤久右衛門さんの宇治抹茶あんみつ
京の飴屋祇園小石さんのあんみつ
祇園小石さんはその名の通り、八坂神社から程近い、祇園石段下に店を構える創業七十余年の飴屋さん。
抹茶パフェに心惹かれながらも、あめ屋さんのキャラメルあんみつを注文。
「あんみつなのにキャラメル……?」となるじゃないですか!なりました!
写真右手の茶色の液体がキャラメルソース。こちらをあんみつにかけて食します。
気になるキャラメルソースはそこまで甘くなく、むしろほろ苦いくらい。
引き立て役どころか、ソースなくしては始まらないともいえるくらいにこのあんみつの完成度を一気に高めてくれます。
中でもバニラアイスがキャラメルソースとの相性抜群!優しい甘さが幸せ。
そして白玉、もっちもちです。もっちもちでした。
噛めば噛むほど味が出てずっと咀嚼していたくなります……あんみつと一緒の白玉も勿論美味しいですけど、この白玉はお汁粉でより輝けそう。
こちらのお店でしか味わえないキャラメルゼリーはぷるぷるして濃厚なお味。単体でもソースたっぷりでもいけてしまう!
キャラメルソースによる調和とひとつひとつのレベルの高さにずっと頬緩みっぱなしでしたが、中でも感動したのがですね、寒天!
こちらの寒天、とても瑞々しいんです!なんというか、手軽に食べることのできる寒天とは違ってすごく賞味期限が短いんだろうなと……私の語彙力のなさ……。
キャラメルソースと絡めてもよし、あんこと一緒でもよし、バニラアイスと一緒でもよしの万能寒天に無限の可能性を感じます。
初っ端から変り種で攻めた、とても好調なあんみつスタート。
祇園小石さんのあめ屋さんのキャラメルあんみつでした!
“和洋折衷”kashiyaさんのあんみつ
お次は川端二条の交差点を東に歩いてすぐのkashiya(カシヤ)さんへ。
注文はもちろんあんみつです!桃のあんみつを注文!
!!?
私の想像していたあんみつと違うぞ……!?
見てくださいこのフランス料理コースの食後のデザートと言われても納得してしまう感じ!
上のパリパリ。甘いです。ホテルのコースのデザートの付け合せにありそうな感じ!
お店のお兄さんに訊いたところによると、こちらメレンゲだそうです。あんみつでメレンゲ……!?
メレンゲの下から顔を覗かせるのはアイス。……アイスというよりかは……ソルベ……?
お高いレストランで飴細工が乗ってるようなアイスです。すっと溶けるあの感じです。この説明で伝わりますか。
肝心のソルベのお味ですが、カルピスのよう……爽やかな青春の味……。
“みつ”の役割を果たしている桃のピューレと一緒に頂くと、甘い上品なお味に様変わり。
「いつまでも若い小娘ではいられないのよ!上品なレディになりなさい!!」と言われている気分になりました。
そっと添えられた輝く白玉は桃の風味がほんのり移っていい香り。噛めばもちもち感と白玉の甘さが口いっぱいに広がります。
桃ゼリーと黒い粒の入った透明の寒天。こちらは少し固めです。
黒い粒々はなんだろう……?と思いつつ、結局自力ではわからなかったのでこちらもお兄さんに訊きました。
「こちらはバニラ(バニラビーンズ)です」とのお答えに、「えっバニラビーンズ寒天に入れちゃうんです!?」と驚いて思わず聞き返してしまいました。あんみつの寒天にバニラビーンズとな……。
あんみつの定義とは何ぞやと己を考え直したいあんみつとの出会いでした。
というか私これ、終始あんみつ食べてる気がしなかったです。どこぞのフランス料理店に迷い込んだかとばかり……。
唯一残念だったのが、マンゴーとパッションフルーツのあんみつを食べれなかったこと。
夏の終わりに行ったので、既にメニュー変更されていたのか上記メニューが横線で消されていたんですよね……!
夏フルーツ大好きなので食べたかったです。また来年リベンジかな……!
以上、2店目はkashiyaさんの桃のあんみつでした!
【住所】京都府京都市左京区吉永町270-3
【時間】平日11:00~18:30LO / 土日祝日~19:30LO
【定休日】火曜日
宇治抹茶をかけて頂く、伊藤久右衛門さんのあんみつ
最後のあんみつは京都市内から京阪で飛び出して、宇治のお店へ。
宇治といえば宇治抹茶!ということでここにきてようやく抹茶味のあんみつを。
王道の宇治抹茶あんみつ……!
というか私わざわざ宇治まできて平等院鳳凰堂行くわけでもなく、こちらとガストしか行ってないですからね!www
宇治抹茶の粉末がそっと添えられていて、「おかけになって召し上がってください」とのこと。
しかしそのままでもいけてしまいそうだったので、まずは抹茶粉末なしで頂きました。
白玉は少し緩め。歯応えを楽しむよりか、つるつる感を楽しみます。
寒天はそれ自体にあまり味はなく、口の中でぷつぷつ切れる歯応え。正統派あんこや甘めの抹茶蜜と絡めて本領発揮されます。
抹茶ゼリーは濃厚で甘かったです。これぞお茶屋さんの抹茶。私のメモ書きに「抹茶してる」とだけ書かれていました。もう少し書きようなかったのか。
全体的に甘さを感じる一皿の中、抹茶アイスがお気に入り。ちょっとお高めな味がします。その割には甘すぎず渋すぎずのすっきりした後味なので、ずっと食べていられそう。
一通り食べたところで仕上げに抹茶をかけていただきます。
するとですね!一気に味の雰囲気が変わるんですよね!面白い!美味しい!
甘めで「もう一声!」な印象のあんみつでしたが、抹茶をかけることできゅっと味が引き締まりました。甘さもこの抹茶の渋みを考慮されたバランスならば頷けます。仕上がっていないのにもう一声とか生意気思ってしまってすみませんでした。
甘めも渋めも楽しめて一皿で二度美味しい伊藤久右衛門さんの宇治抹茶あんみつでした!
まとめ
以上三店舗ご紹介いたしました!
たった二日の京都旅行で3回もあんみつを食べる自分にびっくりですが、今回一番の発見はあんみつはとても奥が深いこと。
寒天、白玉、フルーツ、ゼリー、餡子、蜜、アイス、全体の味……
どれをとっても同じ物がないですし、それぞれのお店にそれぞれこだわりがあり、出来上がったあんみつは一種の芸術なのではないかなと。
京都旅行の一人ご飯をほぼあんみつで済ませてしまった私が言うのもなんですが、京都にはあんみつ以外にも沢山美味しいご飯処や甘味屋さん、観光名所がございます。
京都好きとしてはあんみつだけでなく是非余すことなく京都を楽しんでほしい所存です。
なので遠方から京都に行かれる方は、あんみつを心の片隅に置きつつ、京都をお楽しみください!ちょっとした甘味休憩であんみつを思い出してください!
がっつりあんみつをされたい方は、まずお近くの甘味屋さんでお楽しみください!
私も近場を攻めつつ、また京都に行く際にはあんみつライフを送ろうと思います。時代はパフェよりあんみつですよお嬢さん!
皆様もよいあんみつライフをお過ごしください!あんみつ美味しい!
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